チャプター 36

エミリーは銃を構えたまま、ピタリと手を止めた。

彼女はカレンと親しいわけでもなく、これといった衝突があったわけでもなかったが、カレンから放たれる敵意をはっきりと感じ取っていた。

カレンは顔に笑みを浮かべていたが、よく見ればその中にある挑発の色は明らかであり、声には軽蔑が滲んでいた。

エミリーは振り返り、彼女を見つめた。

ちやほやされて育った令嬢というものは常に傲慢で横柄であり、拒絶されることを許せないのだ。回りくどい会話で時間を無駄にするくらいなら、エミリーはこの挑戦を受けて立っても構わないと思った。

エミリーは立ち上がり、彼女と正面から向き合った。カレンは体の線を強調するシャネル風...

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